アルツハイマー病は、認知症の原因の1つです。
症状は、もの忘れから起こり、少しずつ進行していく病気です。
しかし、加齢とともにもの忘れは多くなるため、心配がないもの忘れのこともあります。
心配がないもの忘れとは、「会った知人の名前が思い出せない」などいわゆるど忘れ程度です。
アルツハイマー病のもの忘れとは、「知人に会った」ということを忘れてしまい、生活に支障がでます。
ただし、加齢とともに起こるもの忘れにしては、症状が重い、でも生活に支障はないこともあります。
これを「軽度認知障害」といいます。
そして、この軽度認知障害の人の一部が、アルツハイマー病に進行することが解明されています。
画像検査で脳の機能低下がみられた場合は、進行の可能性が高いとされています。
そのため、最近はこの段階で進行を抑制させる治療を開始することが大切だとされるようになってきました。
ですから、もの忘れが気になる場合は、早めに「もの忘れ外来」や「神経内科」を受診することをおすすめします。
Posted by banrai | 2008年4月 3日 09:11 | パーマリンク
アルツハイマー病を診断するにあたって、まず受信をすると「問診」をします。
問診の内容は、「もの忘れの状態」「既往歴」「現在使用中の薬」「生活習慣」「職業」「状況の変化」など詳しく聞いていきます。
そのため、普段身近にいる人も一緒に受診することをおすすめします。
その後、全身と神経系の診察を行います。
そして、「認知機能検査」を行います。
認知機能検査とは、「MMSE」と言われる検査で、口答や筆記で答えてもらうテストのことです。
さらに、併せて「画像検査」を行います。
画像検査は、「MRI」を用いて、脳の形態の変化や脳卒中など、認知症を引き起こす原因の病気などないかを調べます。
しかし、脳の形態の変化が見られないこともあります。
そのため、脳の血流を調べる「SPECT」、脳の代謝を調べる「PET」なども行われます。
また、アルツハイマー病を起こすのに関係する「アミロイドβたんぱく」「リン酸化タウたんぱく」に異常がないかどうかを調べるために、「脳脊髄液検査」を行う場合もあります。
しかし、腰に針を刺すため、体への負担を考えて負担が少なくすむ血液検査でできる方法が研究されています。
Posted by banrai | 2008年4月 3日 09:10 | パーマリンク
アルツハイマー病は、画像診断の進歩によって認知症の前の段階で発見できるようになりつつあります。
ただし、その状態の人すべてが、アルツハイマー病になるということではありません。
アルツハイマー病に進行してしまうかどうかは、画像検査のSPECTやPETを用いて、脳の頭頂葉を調べると有効です。
脳の頭頂葉やその周りの「帯状回後部」、「楔頂葉」などに、血流や糖の代謝低下があると、アルツハイマー病を起こしやすいことが、解明されています。
現在、アルツハイマー病を治す薬の開発も進められており、この薬を有効に使用するためにも、より早期の段階で診断できる診断法の確立が望まれています。
そして、検査法でも研究は進められています。
PETを用いた「アミロイドイメージング」というものです。
「アミロイド」とは、アルツハイマー病の原因とされる物質です。
このアミロイドは、アルツハイマー病を起こすおよそ20年も前から脳にたまり始めることが分かっています。
ですから、そのアミロイドがたまっているかどうかを調べる検査法の研究がされています。
日本では、数ヵ所で研究をしているだけですが、将来的には有用な検査になると思います。
Posted by banrai | 2008年4月 3日 09:09 | パーマリンク
アルツハイマー病の主な治療法は、薬物療法です。
内服薬の「塩酸ドネペジル」を使用する認知機能障害の治療になります。
アルツハイマー病は、脳の神経細胞の間で伝達する役目がある「アセチルコリン」が減少します。
そのため、塩酸ドネペジルにて、アセチルコリンが減少するのを防ぐのです。
また、塩酸ドネペジルは、症状の進行を遅らせることも期待できます。
しかし、症状が進行してしまうと、初期ほどの効果を期待することはできません。
ですから、アルツハイマー病は、早期診断が大切なのです。
また、アルツハイマー病は、認知機能障害以外にも認知機能の低下によって、さまざまな周辺症状が現れます。
症状は、「幻覚」「妄想」「感情障害」「意欲、自発性の低下」などです。
この周辺症状が現れた場合、症状に合わせて「抗精神病薬」が使用されることもあります。
薬物療法の治療だけでなく、生活環境を改善したり、ケアやリハビリテーションも気持ちを安定させるのに効果があるとされています。
Posted by banrai | 2008年4月 3日 09:09 | パーマリンク
アルツハイマー病が発症する原因に、生活環境も関係していると最近になって、分かってきました。
そのため、生活習慣を改善することが、アルツハイマー病の予防になるのではないかと検討されています。
野菜や果物などにたくさん含まれる「ビタミン類」「ポリフェノール類」、一部のスパイスに含まれる「クルクミン」などにある「抗酸化作用」、それらの一部にある「抗アミロイド作用」が、アルツハイマー病の発症の予防に関係するのではないかと期待されています。
そこで、生活習慣の改善するためのポイントをまとめました。
<食事>
1.摂取エネルギー量を控えめにします。
2.肉より魚をたくさん摂ります。
3.野菜や果物などをたくさん摂ります。
<運動>
アルツハイマー病の発症が運動することで予防ができるという報告もあります。
運動などで適度に体を動かすことも大切です。
<趣味>
頭を使うことも大切です。
そのため、ものを書いたり、楽器を演奏するなどの趣味を持って、人と交流する場に参加することをおすすめします。
Posted by banrai | 2008年4月 3日 09:08 | パーマリンク
アルツハイマー病に関係することをQ&Aにて説明します。
1.アルツハイマー病など認知機能を調べる「MMSE」とはどういうものですか。
まず、検査を受ける人にいくつか質問をします。
そして、口答や筆記で答えてもらうテストのことです。
具体的には、「今年は何年ですか」「今日は何月何日ですか」「ここは何県ですか」などから、進めていき20問程度で30点満点です。
合計点によって、認知機能の障害の状態を見ます。
2.アルツハイマー病を根本的に治すための治療法はありますか。
アルツハイマー病は、発症するおよそ20年前から脳に「アミロイドβたんぱく」という物質が沈着を起こし始めているとされています。
そこで、世界中でこのアミロイドβたんぱくが「沈着しないさせない」「沈着したものを取り除く」などの研究が行われています。
研究開発中の治療法は、いろいろありその中の一部は、直接アルツハイマー病に使用して、効果を調べるための「治験」も行われています。
Posted by banrai | 2008年4月 2日 10:19 | パーマリンク